リハビリ情報まとめ

リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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歩行を補助するときに気を付けたいこと

   

リハビリトレーニングとして意識するにせよ、していないにせよ、「歩行」は生活をしていくうえで欠かせない行動です。
平地での歩行、坂道の歩行、階段の歩行と3つの場合に分けてまとめていきます。

1.平地の歩行

平地の移動は、杖や歩行器を用いると体の支持基底面が広がるのでバランスを崩しにくくなりますし、歩行のスピードを上げることができたり、移動距離の拡大につながります。
この際、杖の長さを体に合わせることが大切になります。
杖の長さの合わせ方の目安として大腿骨の大転子と同じ高さになるようにすると良いと専門書に書かれていました。
大転子とは股関節の横にあるちょっと出っ張った部分です。両足をまっすぐにして立ち、片足を前後に動かすとぐりぐりと動くので見つけられると思います。
この長さだと肘が150度くらい曲がった状態で杖を握ることになりますが、力をかけるのに適切な角度ということです。

介助する人は杖を持っていない側にいてサポートします。患者さんが一人で歩くことに不安を覚えていたら下衣の腰の部分をしっかりとつかまえて補助をすると安心して足が出せるようになります。

2.坂道の歩行

坂道といってもいわゆる「坂」ばかりではありません。ちょっとしたスロープも患者さんにとっては大きな障害だったりするのです。
坂道の歩行が可能になると生活空間の拡大につながります。

坂道では登りの場合も下りの場合も足を出す順番と足の出し方をしっかりと覚えることがポイントになります。

登りの場合

①杖を出す
②杖を持つ側と反対側の下肢(麻痺のある側)を出す
③杖を持つ側の下肢を前に出して足をそろえる
④杖を出す

麻痺の程度が軽い場合
①杖と杖を持つ側と反対側の下肢を同時に出す。
②杖を持っている側の下肢を前に出して両足をそろえる。

下る場合

足の出す順番は上る場合と同じですが、下る方をより困難に感じる方が多いです。
足を出す幅を小さくしたり、前のめりの体勢にならないように下衣の腰の部分をしっかりとつかまえてバランスの良い体勢を作ってあげるとよいでしょう。

3.階段の歩行

屋外だけでなく自宅にもちょっとした段差(階段)の移動は出てくることでしょう。段差を避けることも必要ですが、段差を移動できたという自信はリハビリを続けていくときに大きな財産となっていきます。

登りの場合

①杖を1段上に乗せる
②杖を持つ側の下肢を一段上に乗せる
③杖を持つ側と反対側の下肢を一段上に乗せる(足をそろえる)

降りる場合

①杖を一段下におろす
②杖を持つ側と反対側の下肢を一段下におろす
③杖を持つ側の下肢を一段下におろす

手すりを使う場合は、杖についているひもを手に通し、その手で手すりをつかみます。
階段は平地よりも転倒した時の衝撃が大きくなるので、より適切なサポートが必要になってきます。
慣れてきたからといって油断することなく、何かあってもすぐ手を差し伸べられる場所で介助してあげましょう。




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