脳卒中で現役引退した超有名総合格闘家のその後
プロスポーツ選手は、日々、競技に向き合って体力とスキルの向上に努めていますが、それでも選手寿命や健康維持の保障はどこにもありません。
ケガは付きものですし、万全の体制を整えたところで、病気にかかるリスクはゼロではないです。
現役時代に素晴らしい成績を上げていたとしても、競技中の事故、突発的な病気で、現役引退を余儀なくされる選手もいます。
華々しく引退セレモニーを飾った選手も、引退後の発病で、身体の自由を奪われてしまうスターもいましたよね。
真っ先に思い浮かぶのは長嶋茂雄氏ですが、総合格闘技の分野でも、突然、選手として活動できなくなった超有名人がいます。
しかも長嶋茂雄氏と同じ病気つまり脳卒中が原因です。
脳卒中で総合格闘技を引退した超有名選手とは
いったい誰なのかといえば、格闘技ファンなら誰でも知っているビッグネームです。
脳卒中が原因で、突然、現役引退を余儀なくされたのは、ミルコ・クロコップ選手でした。
引退のきっかけになった時期は、2019年3月になります。
トレーニング中に頭痛が続くということで、医師の診断を仰いだところ、脳内の血管からわずかな出血が確認できたため、脳卒中の診断が下りました。
「頭に衝撃を受けることができない」
という現実を受け入れての現役引退でした。
脳卒中を発病しなければ、まだ年齢は40代半ばということで、第一線での活動は難しいかもしれませんが、ワンマッチでもお客を呼べた選手なのは間違いないです。
ところが病気には誰にも勝てないということで、命を守るために現役生活にピリオドを打ちました。
早期発見ということで、身体のマヒなどは無いようです。
本人は偏頭痛と判断したのかは定かではありませんが、おかしいなと思ったら医師の診察をうけるべきですね。
偏頭痛だと勝手に思い込んでいたら、実は軽度の脳卒中でした、なんてことになったら大変です。
軽度だろうが重度だろうが、脳卒中は大病ですから、直ちに健康を取り戻す事が重要ですね。
2020年3月現在も、ミルコ・クロコップ氏の脳卒中に関する再発や悪化についての情報はありません。
脳卒中で引退した元総合格闘家ミルコ・クロコップ氏の横顔
簡単にミルコ・クロコップ選手のことについて書いておきます。
ウクライナの元警察官という触れ込みでデビューして、PRIDEという総合格闘技イベントを中心に活躍した人気選手でした。
余談ですが、PRIDE参戦前のK-1参戦時代に、ミルコ選手の試合を、とある地方都市の大きな会場で見ました。
当時はまだ、無名に近い存在で、対戦相手のマイク・ベルナルド選手の方が、人気も実績も上でした。
必殺技は左足から繰り出されるハイキックです。
寝技での勝負はせずに、立ち技で対応するストライカータイプの選手でした。
立ち技中心の戦い方でしたが、相手のタックルを切る技術と寝技に持ち込まれない強い体幹を持った選手という評価が目立ちます。
外見のイメージは、ターミネーター2に出てきた、液体金属で構成されたT-1000型です。
シュッとた感じのスタイルでした。
シュッとした格闘家と言っても、一般人とは比較にならない身体の大きさですけどね。
ちなみに現役中に国会議員としても活動しました。
2003年から2007年までです。
活動期間からすると国会議員を務めたのは1期だけのようですね。
当時の政策や活動内容についは調査しましたが、情報は得られませんでした。
知りたかったです。
思い切り私見ですが、日本で言えば、アントニオ猪木議員のような感じだったら面白いのになあと。
多分違う気がしますが・・。
脳卒中の前触れか偏頭痛かは自己判断できない
偏頭痛持ちの人は、ミルコ・クロコップ氏の引退の経緯を知って、どう思われたでしょうか。
「多分、偏頭痛」
「2.3日で治るし・・」
「天気痛かも」
「肩こりからくる頭痛に違いない」
なんて言いつつも、症状が断続的に続いているのなら、頭痛外来が近くにあるのなら、時間を見つけて受診してみるといいかもです。
脳卒中でなければ、それはそれで安心の証ができるわけですし、偏頭痛ともお別れしたいと思っているなら、良い方法に巡り合う可能性もあります。
会社の健康診断で脳ドックまで受診している方は、毎年、安心の証が手に入りますが、個人事業主やフリーランスは身銭を切らないといけないので、腰が重くなりますよね。
脳ドックの相場は2～5万円です。
結構、受診料かかっちゃいます。
何も異常がない場合は、医療費控除の対象にならないですしね。
スポーツ選手の脳卒中 まとめ
今回は、ミルコ・クロコップ氏について書きました。
後遺症が残っているかどうかの情報はありませんが、恐らく、日常生活には何も問題はない程度の脳卒中だと考えられます。
不幸中の幸いといったところですね。
選手生活は奪われてしまいましたが、人生を奪われなかっだけでも良かったのでしょうね。
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