嘔吐を伴う激しいめまいが起きたときは要注意!すぐに救急車を
突然の激しいめまいに襲われた場合、それは脳の損傷が原因であることが考えられます。どんなことが考えられるか、どのような対処をとるべきかについてお伝えします。
突然激しいめまいが起きたら
まるで地震が起きているかのような激しいめまいが、突然襲ってきた。
経ち続けることもできず、思わずその場にうずくまる。
その後、気分も悪くなり嘔吐。
このような場合は、おそらく脳になんかしらの損傷が起きている可能性が高いです。
頭をぶつけたりしなくても、脳内の血管に異常が起きた場合、このような激しいめまいに襲われることがあります。
そのあとに取るべき行動とは
激しいめまいが起きた場合は、とにかくすぐに救急車を呼ぶことです。
外出先でこのような症状に見舞われると、落ち着くのを待っていったん自宅に戻ろうとする人が多いようです。
しかし、脳内で損傷を起こした場合は、その後の対処までの時間によって、残る後遺症の度合いに大きな差が生まれてしまいます。
また、場合によっては命取りになることもあります。
自分で救急車が呼べない場合は、周囲の人に助けを求めましょう。
この時ばかりは、恥ずかしがっていては絶対にダメです。
肝に銘じておいてください。
激しいめまいが起こる脳の病気
このような激しいめまいが起こる脳の病気として考えられるのが、脳血管の病気である「脳出血」と「脳梗塞」です。
耳や目、筋肉などによる体の平衡感覚をつかさどっているのが、脳の後ろにある小脳と脳幹という場所です。
この場所で脳出血や脳梗塞が起こると、激しいめまいや嘔吐が起きます。
「脳出血」は脳内の血管が破れ出血することで、主に高血圧が原因で発症することが多いそうです。
「脳梗塞」は脳内の血管が詰まることで、動脈硬化による血管のつまる血栓性脳梗塞と、不整脈により心臓で発生した血液の塊が脳血管に行って詰まる心源性の脳塞栓症があります。
普段、血圧も高くなく、わりと体力に自信のある方でも、糖尿病や不正脈などがあると、
突然激しいめまいととともに脳梗塞をおこすことがあるのです。
まとめ
高血圧や糖尿病、不整脈など、これらの症状は体調に顕著に表れていない場合、意識的に病院で検査をすることもなく、持病に気づきづらいものです。
生活習慣によるものは年齢と共に数値が上がってくるものもあります。
年に1回、定期的な健康診断を受診し、このような持病が自身に発生していないか、また発生ていたら治療するよう、生活スタイルを改善するなど、地道な努力と共に体調コントロールを意識付けたいものです。
健康であり続ける基本は、「食事」「睡眠」「運動」の3点から。
また、猛暑時の水分不足は、熱中症はもちろん脳梗塞も起こしやすくなります。
加齢とともに喉の渇きを感じずらくなりますので、夏は意識的に水分を取るように心がけてください。
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