リハビリ情報まとめ

【※広告を含みます】 リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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脳卒中でリハビリテーションが欠かせない3つの理由

   

脳梗塞や脳出血等、脳卒中で一命はとりとめても、多くの方に四肢の麻痺などの後遺症が発症します。

病院では危機的な状況を脱したら、早い段階からリハビリテーションを始めることと思います。
リハビリテーションは痛みを伴ったり、精神的苦痛を感じたりするので、続けるのをあきらめたくなる方もいらっしゃいます。

でも、リハビリテーションはそのあとの人生を生きていくうえで欠かせないものなのです。

<リハビリテーションが欠かせない理由>

その1 様々な弊害が出てくる
私たちの身体は動くことで様々な機能を維持しています。
ということは、動かさないでいると身体のいろいろな部分の機能が衰えてしまうということですね。

長い間身体を動かさないでいると廃用症候群を発症することがあります。
心身ともに影響が出てくるので、廃用症候群を防ぐためにリハビリテーションが必要なのです。

・嚥下機能が衰えて誤飲しやすくなり、心肺機能も低下して肺炎を起こしやすくなる
・関節が固まりやすくなり、日常動作がしにくくなる
・上体や頭を起こしただけで立ちくらみやめまいを起こしやすくなる(起立性低血圧)
・全身の筋力やバランス機能が低下する
・気力の低下
・うつ症状を発症しやすくなる

その2 生活の質が低下する
QOL【クオリティ・オブ・ライフ】という言葉を見聞きしたことはありませんか?
人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているかということを尺度としてとらえる概念です。

脳梗塞や脳出血等の発生する前の状態とは明らかに異なる状況になり、これまで出来ていたことができなくなると気力が衰えてしまいます。
ここであきらめてしまったら生きがいも感じられず、生きていく気力すら低下してしまいます。

リハビリテーションを続けることにより少しづつでもQOLを高め、命を全うしていくことが最後まで人間として生きていくということなのではないでしょうか。

その3 寝たきりになってしまう
身体の機能が衰え、気力も低下していくと、身体が「動きにくい」という状態から、身体を「動かせない」という状態へと進んでいきます。
いわゆる「寝たきり」状態ですね。
寝たきり状態になるとより身体の機能は衰え、廃用症候群も進みやすくなります。
身体の機能が衰えると、脳卒中の再発の危険性が高まり、そのことは認知症の発症も引き起こしやすくなります。
要介護度も高まっていきます。

脳卒中で倒れた場合、危機的な状況を脱出したらすぐにリハビリテーションを開始するのが一般的な治療法です。
そして、リハビリテーションは入院中二だけ行えばよいものではありません。
退院して家庭に戻ったら、生活をしていくうえでの行動一つ一つがリハビリになります。
億劫がらずに気長に続けていくことが大切です。




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