ジーエスニーの導入における職員の気持ちの変化
今回はジーエスニーの導入における職員の気持ちの変化についてお話ししたいと思います。
ジーエスニーの使用を始めることについて、今までのやり方から変えるときの不安と言うのは正直あるかと思います。
しかしながらその不安を乗り越えて導入することでのメリットは計り知れないものがあります。
というのも、ジーエスニーを使い始めてから、理学療法士の負担自体が軽くなっているからです。
では、どういった部分が軽くなるのでしょうか?
ジーエスニーを使うリハビリは、人間の自然な動きを利用したリハビリなので、無駄な力のかけ方や重さを軽減できます。
リハビリのレベルの変化によって装具を変える必要がなくなるので、その負担がなくなります。
装具を変えると言うのは、患者さんが今まで使っていた装具から運動能力が上がった時に変える時の装具のことをいいます。
能力が上がるとそれに合わせて動きが自由になるような装具にレベルアップしていきますが、ジーエスニー使用の場合は初期の頃から後期の頃までずっと同じ装具をつけてリハビリに取り組むことができるのです。
そのため患者さんの方で起きる、今までの装具に頼っていた歩き方から次の装具へ変え移行するときの、何とも言えない違和感や使用方法の大きな落差を乗り越えると言うストレスが減り、そのストレスに一緒に付き合う理学療法士のストレスからも解放されるのです。
理学療法士のストレスは、患者の動きに合わせる時の自分とは違う体の動きだったり、患者さんつまり、他人に合わせた体重の支え方だと思います。
ジーエスニーを歩行リハビリに取り入れることで、段階的に装具を変えるというストレス、これが0になるわけです。
また急性期から初期へ移動するときの器具の変化、動きの変化、立ち上がりの不安からの解放と言うこともあります。
今はまだ急性期のリハビリでジーエスニーを使用している施設は有りませんが、急性期からもこのジーエスニーを導入して行った方が良いと言う考え方があります。
そしてそれは十分に可能だと思われています。
もし急性期からリハビリ終了期までずっとこのジーエスニーを使い続けていくことができればどんなに負担は減ることでしょうか。
ジーエスニーを取り入れることで、職員のみなさんには、他よりも優れた最先端の器具を使っていると言うプライドや、自負のようなものが目覚めます。ちょっとした違いが大きな成果を上げるのです。
医学療法士の体力的な負担、これが減ることで職場の安定にもつながります。
コロナで現場がひっ迫している中、使える道具は有効に利用して、良質なマンパワーのキープを図る事こそは、医療施設を運営する幹部職員に絶対的に必要な考え方だと私は考えます。
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