脳卒中の急性期における合併症の予防に家族は何ができるか考える
2020/02/02
闘病記系のブログを読んでみると、毎日が壮絶なガチ系もあれば、笑いを交えたお気楽系もありと、バラエティに富んでいます。
しかし共通するのは毎日の不安、経済的なこと、家族のことが書かれている点ですね。
そりゃそうです、闘病記なんですからね。
あ、あとは病院、医師、看護師への不満も多かったかな(汗)
多分、そういう風に書かれる医療関係者は極一部だと信じたいですけどね。
なかなか権威ある先生が、非常にダメ医者ぶりを発揮してるなんて記事は痛快ではありましたが笑えませんでした。
脳卒中はホントに突然やってくる病気だと再認識
ひょんなことからヒットした、30代の妻が脳出血で倒れたご主人のブログを読みました。
文章での表現が非常に上手くて、とても読みやすく、じっくり目を通しました。
保育園児と乳児がいるご家庭です。
奥様が突然の脳出血ということで、ご主人の当日の大立ち回りなど、臨場感があって読み応えがありました。
奥様の診断は脳出血です。
乳児である息子さんと一緒に出かけた先での突然の発症でした。
意識不明となって救急搬送です。
0歳児の息子さんはどうなったのか、そんな心配もありますよね。
街中だったら、いったどうなるんだろうと、いろんなことを想像してしまいました。
概要を読んだ時点で、脳卒中は突然発症することもあるんですよね。
奥様は前兆として、発症の直前に右半身のマヒがあったそうです。
マヒを自覚してから意識を無くすまで、あっという間だったことが想像できます。
脳卒中の予防なんて難しいですよね(汗)
脳卒中の急性期の合併症は予防できないのか
救急搬送で即日回頭手術を受けでICUへというのが病院でのスタートです。
その間にも、いろんな検査や手術の承諾に入院の事務手続き、保育園児の娘さんの迎えの手配と、目まぐるしい時間が手に取るようにわかります。
動揺もあったでしょうが、テキパキと動くご主人さんは強い方です。
IUCを出た後はSCUという脳卒中ケアユニットに移動になるんですけど、脳卒中ケアユニットなんてあるんですね。
知りませんでした。
そこからは合併症との戦いをつづっています。
奥様は最終的に「クモ膜下出血」と診断されました。
数日後に、脳血管れん縮(細くなった脳血管の血液の流れが悪化)による脳梗塞の発症です。
脳出血と脳梗塞は別々に発症すると思い込んでいましたが、同時多発的に発症するんですね。
合併症の予防は無理なのかも・・。
祈るしかないんでしょう。
いわゆる生命力にかけるということでしょうか。
なんだか切ないですね。
回復期リハビリ病院に転院も壮絶の闘病
発症から約1ヶ月半で回復期リハビリ病院に転院です。
急性期の治療が終われば退院して、回復期のリハビリ病院へというのが相場ですから、後はリハビリでどれだけ回復できるかですね。
それにしても体が満足に動かせないのに、所定の治療が終わったからって急性期病院を追い出されるって、何だか冷たいんですね、脳卒中患者には。
そのまま回復期のリハビリが出来る病院や制度はないんでしょうか。
回復期で予期せぬ脳出血の発症です。
救急病院に逆戻りで一進一退の攻防が続きます。
絶対安静の日々を過ごします。
更に水頭症(脳室内の髄液が溜まり過ぎて脳を圧迫)まで出て、再度、回復期リハビリ病院に戻ったのは約3ヶ月後です。
やはり長いですね、脳卒中の入院生活は。
リハビリスタートは4ヶ月後
ようやくリハビリがスタートしたなという印象でしたけど、この期間って珍しくないんでしょうかね。
全く想像が付きません。
この4ヶ月、ご主人は長く感じられたでしょうか。
この後の経過がわからないので気になるところですが、医療費も安くはないでしょう。
病院でのリハビリも一定のレベルまで。
自宅介護は難しい気もしますね、奥様の状態だと。
ともかく、回復期リハビリ病院で歩行訓練ができている患者さんは、幸運な方なのかもしれません。
まとめ
脳卒中の急性期における合併症の予防に家族は何ができるか考えるのが、この記事のテーマなわけですが、何も出来ないですね・・。
ただ祈るだけ、生命力に掛けるだけです。
これが山場だとして、それを乗り越えてからが、家族で出来る事が増えていくのではないかと思いました。
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