リハビリ情報まとめ

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再発しやすい脳卒中の再発予防と再生医療

      2020/05/17

脳卒中は日本人の死亡原因の第3位で、1年間に20人に1人の患者さんが再発するといわれる再発しやすい病気です。

一度脳卒中を起こした人は、脳卒中を起こしやすい生活習慣や病気などをもっているため、再発する可能性が高く、後遺症が重症になったり新たな後遺症を発症する場合があります。

脳卒中の症状は大きく分けて以下の3種類に分類されます。
・脳の血管が詰まる「脳梗塞」
・脳の細い血管が裂けて脳の組織の中に血腫(出血の固まり)をつくる「脳出血」
・脳の太い血管にできた脳動脈瘤が裂けて脳の表面に出血する「くも膜下出血」

 

脳卒中の再発予防

脳卒中の再発予防は、日常生活で原因となった病気などの治療や、生活習慣の改善、薬物療法などがあげられます。

◆日常生活で危険因子を減らす心掛けを

脳卒中を引きおこす危険因子として「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」「喫煙」「飲酒」「肥満」「ストレス」などがあります。

退院した後も、危険因子に対する治療をしっかり行い、今までの生活習慣を見直して脳卒中の再発を予防しましょう。

規則正しい生活をし、ストレスや疲労をためないよう睡眠時間を十分とり、水分も十分に補給して適度な運動を心がけましょう。

 

◆脳梗塞に有効な血栓をできにくくする抗血栓薬の服用

脳梗塞の再発を予防するための「抗血栓療法」は、血栓ができるのを防ぐための治療で「抗血小板療法」と「抗凝(ぎょうこ)固療法」があります。

抗血栓薬は、改善のためではなく予防のための薬ですが、毎日飲み続けないと意味がありません。

脳梗塞の再発を防ぐためのとても重要な薬ですので、必ず毎日正しく服用しましょう。

また、暑い夏などは汗をかいて体の水分が少なくなると、血液がねばねばになって流れが悪くなり血栓ができやすくなりますので、大量に汗をかいた時や風呂上がりなどには十分に水分を補給しましょう。

抗血栓療法や日常生活で危険因子を減らす心掛けをしても、手術が必要になる場合もあるので定期的に検査を受けることをオススメします。

 

失われた身体機能の回復が期待できる脳卒中再生医療

脳卒中再生医療は、自分自身の骨髄幹細胞を培養・投与することで、失われた身体機能の回復が期待でき、リハビリと並行して行うことでより高い効果が期待できます。

脳卒中の症状がどの程度改善するのか、再発してしまうのではないなどの不安を解消するため、傷みかけている血管を直接修復できる方法として注目されています。

残念ながら大学病院や一部の医療機関でしか治療を受けることができませんが、民間病院でも治療を受けられる病院も増えているようです。

詳しくは厚生労働省のホームページから、再生医療等提供機関の名称や再生医療等の名称が確認できるようになったそうですので参考にしてください。




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