CI療法という麻痺側上肢集中訓練プログラムを知る
脳卒中のリハビリと言えば、歩行訓練に目が向いてしまいます。
マヒは下肢だけではなく上肢にも発症しているのですが、その上肢のリハビリはどうなっているのでしょうか。
誰が担当して、どういった訓練が行われるのでしようか。
一般的には、
- 歩行リハビリは理学療法士
- 上半身の動きは作業療法士
と区分けがあるようです。
作業療法士の役割も含めて上肢リハビリ、特にCI療法という麻痺側上肢集中訓練プログラムについて、基本的なことを調べてみました。
CI療法をわかりやすく言うと
専門的な知識は無いので一般人として感想を述べます。
CI療法は具体的に、
脳卒中の片麻痺患者に対して、非麻痺側手の使用を三角巾やミットなどで制限して(constraint)、麻痺側上肢を使用する動作を練習するものである。(※末尾参照)
ということから、不謹慎かもしれませんが、大リーグ養成ギプス的なイメージを受けました(汗)
動く方の手腕を固定されて、動かない手腕の方でリハビリをこなすのは、かなり、きつそうですよね。
患者も動かない手で必死に取り組むわけですから、時としてイライラしてしまうことも想像されます。
無理強いをするという事は無いにしても、メンタルやモチベーションに働きかけることも作業療法士には必要とされているみたいですね。
後述しますけど、現役の作業療法士が投稿しているブログなどを拝見すると、やはり精神的な部分のフォローも欠かせないとありました。
作業療法士の仕事
作業療法士という言葉には馴染みがありませんでした。
どういった仕事なのか、作業療法士自らが記事を投稿しているブログなどを参照してみると、
- マヒで動きにくくなった手を生活の中で使えるうにする
- 上肢の治療ロボット開発
- 精神分野のリハビリ
などが挙げられていました。
資格名称からして想像もつかない広い領域で活躍されているようです。
職業範囲を勝手に判断してはダメですね。
CI療法の有効性や効果
治療側からは、有効性に関して、
どの施設においても、比較的経験の浅い療法士でもCI療法を同様の方法論で同等な患者に提供でき、その結果も再現性があるという一定の保証が得られたことになる。(※末尾参照)
とありました。
しかし一方で、とある患者の意見では、
「気の短い方には無理かもね。」
ということでしたが、やはりストレスは相当なものだと予想されますね。
作業療法士によるストレスケアも重要だと思いました。
そもそも脳卒中という病気にかかった時点で、今までと生活がガラッと変わるわけですから、本人やご家族のストレスも考慮してサポートするのは医療の根幹部分なのかもしれません。
CI療法と作業療法士
脳卒中のリハビリは理学療法士による歩行訓練だけではなく、作業療法士の下で手の動きを日常の生活に活かす訓練もあるということでした。
特に作業療法士によるCI療法は、非麻痺の腕を固定してマヒした側の手腕を訓練するものです。
患者のストレスケアも並行してリハビリをサポートする役割が、理学療法士にも作業療法士にも求められます。
※引用:CI療法 – 脳科学辞典
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