リハビリ情報まとめ

【※広告を含みます】 リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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日常生活でのリハビリをする上で注意すること

      2019/12/03

リハビリテーション病院を退院して自宅に戻る維持期の頃になると回復はゆっくりなものになっていきます。
病院でのリハビリを一生懸命続けたのにまだ麻痺が残っているとか、思うような回復をしていないと感じていると、自宅に帰ること自体が病院から見放されたような気になる人もいます。
そんな気持ちでいると、家でのリハビリを行うことが億劫になってしまうこともあります。
そうすると、リハビリテーション病院でのリハビリで回復してきた機能が低下してしまう恐れもあります。

自宅でのリハビリを続け、機能の維持回復をしていくためには家族の役割が重要になってきます。
介護していく上で心がけたいことがいくつかあります。

①やる気を維持できるように励ます
励ますといってもただただ頑張れというのではありません。
本人としてはこんなに頑張っているのにと言う思いが強くなってやる気がなくなってしまうこともあります。
出来ないことを指摘して繰り返そうとするのではなく、出来たことを取り上げて「この調子で頑張っていこうね」というような本人が嬉しくなるような声賭けをしていくと良いでしょう。

②生活の中にリハビリを取り入れる
病院での延長のようにわざわざリハビリをする時間を作るのは、本人にも介護者にとっても、長期的に見ると負担になる事です。
家でリラックスしながらリハビリを続けるためには、おやつタイムに出来ること、テレビを見ながら出来ることなど日常生活の中にリハビリを組み入れていく工夫が必要です。

③出来ることは自分でやってもらう
食事、入浴、排泄などの基本的な活動を自分で行うことは自立心につながります。人としての尊厳を保つことが出来ます。
今できる機能を維持していくためにも、時間がかかってしまっても手を貸さずに、自分で出来ることはやってもらうようにしましょう。

④動きやすい環境を作る
全てをバリアフリーにしなくても、手すりをつけたり段差にスロープをつけたりするだけで、自力で行動できる範囲が広がったりします。
また、玄関に花を飾ったり、トイレにポスターを貼ったりして居心地の良い環境にするとリラックス度も上がっていきます。

では、日常のリハビリはどんなことが出来るでしょうか?

脳卒中のリハビリはいろいろありますが、ADL(日常生活動作)訓練といわれるリハビリは入院中から行われています。
移動、歩行、着替え、食事、入浴、排せつなど、日常生活で何気なく行っていたさまざまの動作を症状の度合いによって訓練していくことになります。
最初は介助してもらい、徐々に自分ひとりで出来るように訓練していきます。
病気の発症前はスムーズに出来ていたことが出来なくなっているので、いらいらしたり落ち込んだりすることもあるでしょう。
諦めてリハビリをやめてしまいたいと思う方もいます。
そんな時に家族の励ましは力になります。希望を失わずにリハビリの効果を信じて継続していくようにしましょう。




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