リハビリ情報まとめ

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室内で起こる熱中症 そのメカニズムと対処法

   

意外にも、部屋の中で熱中症となる人が多いそうです。特に高齢の方にその傾向が見られるとか。熱中症でも場合によっては命を落とすことがあります。甘く見ずに、イザというときのためにも、対処法を覚えておきましょう。

高齢者に多い室内での熱中症

熱中症と言うと外で発症するというイメージがあるかと思いますが、意外にも室内で熱中症になる人も多いのです。特に75歳以上の高齢者(男女とも)になると、室内で熱中症になる数がグンと増えます。その原因の一つが、高齢になると体感が鈍るからです。暑いと感じる感覚が落ちてくるわけです。

室内で熱中症が起こる要因

まず、部屋の中の状態として、以下のような状況のときに熱中症が発症しやすくなります。

・湿度が高い
・風の動きがない場所
・冷房機器の不使用

それに加えて、次のような個人の健康状態が重なると、一気に熱中症になりやすくなります。

・睡眠不足
・暑さに慣れ、平気だと過信している
・熱くても長袖着用など

人により、冷房の風が苦手という方もいますが、だからといって室内の温度が高い状態だと、熱中症発症率が上がります。

熱中症が起こるメカニズム

体内に熱がこもると、体外に熱を放出しようとして、特に手のひらや足の裏など血管が外側に移動し熱を放出しようとします。そうすることで、頭にあった血液が他の部位へ移動し、貧血状態となるため、立っていると特にめまいなどがおきクラクラしてくるのです。

気分が悪くなったら、なるべく体を水平に横たえ、急激に頭部の血液が下がるのを防ぐようにしましょう。

熱中症にかからないための対策

自分は平気と過信せずに、ご自身に合った何かしらの対策を取ってください。

〈室内での熱中症対策例〉

・エアコンや扇風機を上手に利用する
・部屋に温度計を設置し、こまめにチェックする
・部屋の風通しをできるだけ良くする
・こまめに水分補給をする
・なるべく涼しい服を着用する

熱中症の主な症状

熱中症には様々な症状があります。

〈主な熱中症の症状〉

・めまい
・失神
・冷や汗
・筋肉の不自然な痛みや硬直
・頭痛
・吐き気、嘔吐
・倦怠感、不快感、虚脱感
・意識障害
・けいれん、手足の運動障害
・高体温

熱中症かなと思ったら、早めに対処するよう心がけてください。

熱中症になったときの対処法

〈意識がない場合〉

とにかくすぐに救急車を呼んでください。救急車を待つ間は、衣服を緩め、脇や首、股の付け根のリンパ部分を冷たいもので冷やします。そうすることで体全体が早く冷えます。

救急車で病院へ運んでもらい、然るべき処置をしてもらいます。

〈意識がある場合〉

できるだけ涼しいところへ移動し、衣服を緩め、脇や首、股の付け根のリンパ部分を冷たいもので冷やし横になります。そうすることで体全体を素早く冷やすと同時に、めまいや頭痛の緩和を図ります。

水分を摂取します。その際、経口保水液やスポーツドリンクなど、できるだけ塩分を含む飲み物を摂るようにします。

しばらく横になった状態で体を安静にし、回復を待ちましょう。治っても急に動くのは避け、その日は一日ゆっくり過ごしてください。

以上がケース別のカンタンな熱中症時の対処法となります。

熱中症対策というとすぐに水分補給が謳われ、やたらと水を飲めばいいと思っている人もいるようです。もちろん水分の摂取はとても大事ですが、水を一気にたくさん飲むと、体内の塩分濃度が薄くなり、体は体内の塩分濃度を調節しようとして、水分を排泄しようと下痢になりやすくなります。そうすると、余計に脱水症状になりかねません。

そのため、プレーンな水の場合は少しずつ摂取し、できるだけ水分補給と同時に塩分も補給するようにしてください。

塩分チャージのタブレットをなめるとか、スポーツドリンクのような塩分を含み、体内に吸収しやすいものを摂取することをおすすめします。

お酒やコーヒー(カフェイン)は水分補給にはなりません。逆に、アルコールやカフェインを分解するのに、摂取した量と同量の水を必要とします。お酒やコーヒーを飲んだら、少なくとも同量の水も飲むよう心がけて、体内の水分量を減らさないようにしてください。




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