リハビリ情報まとめ

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コロナ自粛で糖尿病予備軍が急増中【要注意】

   

コロナ自粛が始まって1年半以上が過ぎる中、健康診断の結果で糖尿病予備軍と呼べる数値の人が激増しているそうです。気づかぬうちに増大する健康リスクがどのような影響を与えるか、またどう解消すべきかについてお伝えします。

健康診断結果で生活習慣病が激増

コロナ自粛が始まって1年半が過ぎ、最近の健康診断の結果で血糖値や血圧、中性脂肪の数値が「要再検査」「要精密検査」の対象となる人たち増えているそうです。

これは生活習慣病(もしくはその予備軍)となる人たちの急増を示しています。

生活習慣病の傾向と診断された人たちの多くは、肥満化した人たちです。

また、新型コロナが重症化する人たちも、総じてBMI値の高い、いわゆる肥満傾向にある人達だそうです。

この観点から見ても、より多くのリスクを抱えてしまっていることが分かります。

BMI23以上の新型コロナ感染者に入院傾向あり

イギリスでの調査によると、BMIの数値が23以上の人に新型コロナによる入院の傾向が増え、BMI値28以上で死亡が増加するという報告があるそうです。

ちなみにBMI値は22が標準数値となります。

BMIと適正体重

この1年半のコロナ自粛期間に体重が5キロ以上増加したという人は、健康診断の結果にも影響しているはずです。特に40代の女性にその傾向が多くみられるそうです。

どうして自粛期間に体重増加したのか

コロナ自粛期間に体重増加した人が増加した理由は、テレワークによる運動量の減少が第一にあげられます。

通勤や外回りの営業などで毎日歩いていたのが、テレワーク以降、一気に歩く量が減り運動量が激減したことで体重が増えたわけです。

また、テレワークで働くという環境だと、職場と比べ、何かを食べながら仕事をするという機会が増え、それが習慣化してしまったことで、総じて1日の食べる量が増えてしまうケースも多いです。

それでなくとも、さまざまな制限による生活からの閉塞感によるストレスで、ついつい食べることによりストレス発散をしがち(他のストレス発散方法も制限されていたりする)。中にはお酒に走ってしまい、酒量が増え、それが肥満(アルコール依存症も!)につながっている人も少なくないようです。

体重は簡単に戻らない

この自粛期間で、生活スタイルの変化から肥満に、そして健康リスクの増大や新型コロナの重症化・死亡リスクの上昇と、負の連鎖を起こしてしまっています。

テレワークが終わり、また元の生活に戻れば、そのうち元の体重に戻るでしょう。そう思っているとしたら、ちょっと考えを改めた方がいいと思われます。

体重は一度増えてしまうと、体の状態(体内での各機関の働き)が以前とは大きく変わってしまい、簡単には元に戻りません。

大きくは筋肉量とホルモンとが関係しているのですが、運動量が減り筋肉が減ると同じ運動量でも消費エネルギーは少なく思うように痩せなくなるのです。

また、過食による糖質の摂りすぎは「太りやすい体」へと体質を変えてしまいます。

なので、そうならないためにも、意識的に運動や食事・お酒の量をコントロールするよう、注意を払う必要があります。

まずは、毎日の体重チェックをすることで、変化に気づけるようにしましょう。

生活習慣病は脳梗塞の引き金にも

生活習慣病の代表ともいえる糖尿病は、血管の壁を厚くし、動脈硬化にもつながります。

短時間のうちに血糖値が乱高下起こす(血糖値スパイク)と、血管内の細胞は大量の活性酸素の発生によりボロボロに傷ついてしまいます。

これを修復しようとすることで血管がどんどんと太くなり、動脈硬化が起こるのです。

そうなると脳梗塞のリスクも上がります。脳梗塞は動脈硬化のために血液が流れにくくなることで起こるからです。

コロナ自粛による生活習慣の変化は、ここで紹介したようなあらゆる健康面に影響を及ぼしてきます。このことを念頭に入れ、上手に自粛期間の健康管理に努めるよう心がけてください。




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