ノックアウト型脳梗塞とは|その原因と予防法をチェック 性格も関係あり?
2020/04/06
いきなり発症し、死に至ることもあるノックアウト型脳梗塞。主な原因となるものと予防方法をチェックしましょう。加齢によりリスクが高まる症状でもあるだけに、普段からできるチェック法で、ノックアウト型脳梗塞の発症を防ぎたいところです。一節によると性格も関係あるとか。
ノックアウト型脳梗塞とは
ノックアウト型脳梗塞とは、心臓内にできた血栓が脳の動脈に流れ、突然血管を詰まらせる梗塞のことです。
正式には心原性脳塞栓症というもので、突然発症して倒れるので、ノックアウト型脳梗塞と呼ばれています。
ノックアウト型脳梗塞を早期発見する
ノックアウト型脳梗塞は、脳梗塞のおよそ30%を占め、近年、発症数が増加しています。
そんなノックアウト型脳梗塞ですが、日々の脈拍チェックと心電図検査などで早期発見することが可能です。
ノックアウト型脳梗塞はなぜ起こる
心臓が正常な状態では、血栓はほとんどできません。
しかし、心房細動や心筋梗塞、心不全、弁膜などを患うと、血栓ができやすくなります。
なかでも心房細動は、ノックアウト型脳梗塞を引き起こす原因のおよそ7割以上を占めています。
心房細動について
心房細動は不整脈の一種です。
心房細動とは不規則に小刻みに震え、心臓の血液ポンプがうまく機能しなくなります。
心房細動になると心臓の中で血が固まり血栓ができやすくなります。
また、その血栓は大きいものであることが多く、脳内の太い血管を詰まらせノックアウト型脳梗塞を引き起こします。
心房細動には持続型と発作型とがあります。
いずれの型の心房細動も脳梗塞を起こします。
心房細動によるノックアウト型脳梗塞を予防する
心房細動は加齢とともに増加します。
70歳以上になると、20人に1人の割合で心房細動が見つかるほどです。
自覚症状がないまま、ノックアウト型脳梗塞を起こす事にならないために、普段から予防が必要です。
そのためには、自己チェックを普段より心がけましょう。
簡単な方法としては、毎朝起きたとき、もしくは寝る前に、手首に指を当て自分で脈を測ります。
毎日脈を測り続けると、自分の脈のスピードや大きさがわかってきます。
そうした毎日の脈のチェックの中で、脈の大きさや強さ、リズムなどがバラバラに感じたりしたなら、不整脈が起きている可能性があります。
その場合は、すぐに医者に相談してください。
このように脈拍チェックや、また、病院で心電図検査を定期的に受けることで、心房細動の早期発見が可能となり、脳梗塞予防につながります。
心房細動になりやす人の特徴(性格)
心房細動になりやすい人には、加齢によるものに加え、以下のような特徴があげられます。
- 高血圧
- 心臓病(心臓弁膜症、心筋梗塞など)
- 肥満
- 過度の飲酒
- 喫煙
など
誰しも加齢は仕方ありませんが、生活習慣で防げるものもあります。
日々の生活の節制に心がけましょう。
まとめ
ノックアウト型脳梗塞を防ぐには、心房細動にならないよう気をつけることです。
主に生活習慣に気をつけることで防ぐことが可能です。
また、60歳を超えたら、普段から毎日の脈拍チェックを行いましょう。
そして、できたら定期的に心電図検査を受けるようにしてください。
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