膝関節制御「GS Knee」で脳血管障害のぶん回し歩行を脱却せよ
脳血管障害(脳梗塞、くも膜下出血、脳卒中)を患ったことがある人は、歩行に特徴が出ています。
マヒした側の足を大きく外側へ旋回しながら踏み出して歩行する「ぶん回し歩行」だからです。
膝関節が固定されたままリハビリで歩行トレーニングを重ねるため、その歩行方法が普通の歩き方となってしまいます。
普通の歩き方に戻れないリハビリ
マヒした側の膝関節は自分の意志に関係なく屈曲してしまうため、転倒予防も含めて、どうしても膝関節を固定することになります。
固定化された状態で歩くことになるため、現状の歩行リハビリは「ぶん回し歩行訓練」と言わざるを得ない状況です。
しかし、日常生活を送る上では「ぶん回し歩行」はリスクが大きい歩き方だと思われます。
まずスムーズな足の運びではないため、ちょっとの段差でつまづく可能性があります。
歩行のスピードも十分ではありません。
GS Kneeで独特なぶん回し歩行から脱却
特に若年層の脳血管障害の患者は、職場復帰の際に大病を患ったことが取引先には知られたくない気持ちが強くなります。
営業先で気を使われるのが苦痛に感じるケースもあるのかもしれません。
ぶん回し歩行はヒマの無い足を軸にして歩行するため重心が偏り、健常な足の膝関節に負担がかかります。
年月が経過すれば両足がつらい状況になる可能性も否定できません。
これではますます行動範囲が狭まるため、やはりリハビリ段階でマヒした側の膝関節をサポートしながらの歩行訓練が求められます。
GS Kneeは長下肢装具にジョイントして使用しますが、理学療法士の指導の下でリハビリを続ければ、ぶん回し歩行からの脱却は可能になります。
一方でマヒした側の足の筋肉は問題ないケースも多く、脳からの運動命令に問題があるため、信号を伝えることができればマヒが軽減する可能性もあるでしょう。
GS Kneeの後は湯治でマヒを軽減
脳からの信号伝達を活性化させる手段として湯治があります。
北海道の二股らじうむ温泉では、このようなお客さんの声がありました。
湯治に来たばかりの頃は1日に1度、30分の入湯で炭酸水を1ℓくらい飲んでいました。
慣れてきた今では午前と午後の2回の入湯に増やしました。
5日目くらいから自然と痛みが取れてきて大変楽になりました。
普段は杖をついて歩いていますが、今回こうして湯治に来てからは杖も前に比べて使わなくなりました。脳梗塞後遺症 | 二股らぢうむ温泉|水の素 株式会社
http://www.futamata-onsen.com/
全国には脳血管障害によるマヒにおすすめな温泉がたくさんあるため、リハビリの一環とと脳のリラックス効果さらには神経系統への刺激を期待して訪問することも考えてみてはいかがでしょうか。
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