リハビリ情報まとめ

【※広告を含みます】 リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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GS Kneeは長下肢装具のデメリットを減少します

   

脳卒中のリハビリテーションを考える

脳卒中の歩行リハビリテーションにおいて、治療効果をより高める為に下肢装具の使用を検討する病院も多くあります。

日本脳卒中学会の脳卒中治療ガイドライン2015(追補2019)においても、
歩行や歩行に関連する下肢訓練の量を多くすることは、歩行能力の改善のために強く勧められる。(グレード A)

また、理学療法ガイドラインでも
装具を用いた歩行練習で機能改善を疎外するという報告はない。むしろ、努力性の歩行が減少しエネルギー効率が良くなることから、装具の使用については早期から積極的な傾向である。

とされていて、下肢訓練とそれに伴い装具を使うことの推奨がされています。

とはいえそれぞれの病院や理学療法士さんの考え方もあり、装具に依存しないで、装具を使わずに歩くことを目指そうとする場合もあります。
ということは、病院、リハビリセンターによってリハビリテーションの内容は異なるというわけです。
なので、患者さんご本人のどうなりたいかという気持ちをしっかりと聞き出してあげ、ご本人がなかなか言い出しにくいこともご家族が先生や理学療法士さんに伝えてあげると、ご本人の希望に沿ったリハビリが出来るのではないでしょうか。
そのためには情報を集めることも大切です。

 

長下肢装具のメリット、デメリット

メリット
・早い時期から歩行練習が始められる
・膝折れが防止できる
・麻痺側の筋収縮が促進される

デメリット
・着脱に時間がかかる
・関節痛があると使えない
・皮膚トラブルが起きやすい
・固定性が高いので固定された状態を体が覚えてしまう

長下肢装具を利用してリハビリをするメリットはあるもののデメリットもいろいろあるため、手放しで装着を推進しようということにはならないのですね。

GS Kneeは今までの長下肢装具の概念を変えました

従来の一般的な長下肢装具は、膝関節を完全に固定した状態で使用されるため、利用者は膝を曲げることができずに不自然な歩行になるといった課題がありました。
いわゆる「ぶん回し歩行」という歩き方になるのです。

長下肢装具をつかわないですむなら使いたくない、使って歩くことはできるようになったけれど外を歩くのは恥ずかしいから外出がイヤなどという気持ちは長下肢装具のいろいろなデメリットにも夜でしょうが最大の課題は歩く姿、歩容にあるのではないかと思います。

GS Kneeは自然な歩行を目指しています。
GS Kneeを使うことで長下肢装具の膝が固定された状態と膝が自由に曲がる状態を任意のタイミングで切り替えることが可能になります。
膝関節のブレーキによる固定状態と屈伸フリー状態は、セラピストによるハンドスイッチ操作で切り替えることができます。
このブレーキ機構はどの位置からでも伸展方向に自由に動き、屈曲方向のみブレーキ制御を行う仕組みになっています。そのため歩行練習において、間違って屈曲位で接地した場合でもいち早く伸展位に移行する動きが可能です。
さらに立ち座り練習においても、屈曲方向のブレーキ力を調整することで、安全な立ち上がり動作や腰掛け動作をサポートするなど、安全性に優れた設計になっています。

GS Kneeの使い方
GS Kneeは長下肢装具に取り付けて、セラピストが患者さんの歩行練習をするために使用するものです。
そのため、長下肢装具自体のように個人で購入するものではなく、歩行リハビリ時以外で使用することも出来ません。
個人のリハビリスケジュールにあわせ、決められた時間に集中して練習して歩行練習をするわけです。
GS Kneeは個人で購入するものではありません。
病院やリハビリ施設のものをリハビリテーションのときに利用するだけなので、余分な出費はかかりません。
むしろ、GS Kneeを活用することで入院期間が短くなったという奨励もあります。
膝を使って歩くことが出来るようになったらお出かけも楽しいものになりそうですね。




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 - GSKNEE, リハビリ