リハビリ情報まとめ

【※広告を含みます】 リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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GS Kneeは自然な歩行を目指します

   

脳卒中後のリハビリの一つに歩行訓練があります。
歩行訓練では症状の程度にもよりますが、下肢装具を装着してリハビリを行う場合が多くなっています。

下肢装具とは

脳卒中で動きにくくなったり筋力が落ちてしまった足の機能を補ったり、転倒予防、変形の予防などのために使われる装具です。
下肢装具には大きく分けて腿からある長下肢装具とひざ下の短下肢装具とがあります。
長下肢装具はひざ関節・あし関節の動きのコントロールを目的として装着されるものです。
短下肢装具は足関節の固定・制動・運動補助を目的としています。

長下肢装具が使われる症状

①高次脳機能障害(認知症を含む)
②下肢 Br. stage が低いまま
③感覚脱失
④膝折れが著明
などを重複している症例のばあいに長下肢装具が使われることが多くなります。

膝折れ状態のサポートには足の固定は重要です

膝折れとは、どちらかの脚に体重がかかることにより、膝に力が入らず膝が折れる現象のことである(Wikipedia)
膝折れ現象は脳卒中の後遺症のほかにも加齢などで大腿四頭筋等の筋力低下によって起こる現象ですが、脳卒中患者の場合の膝折れは筋力低下が直接の原因ではないため他とは違ったアプローチが必要になります。
直立するための補助として長下肢装具で脚を固定することになるのですが、多くの場合長下肢装具は脚をまっすぐに固定するため歩行訓練も膝を伸ばしたままで行うことになります。
そのため、長下肢装具で歩行訓練を行った場合、伸ばしたままの脚を動かすために腰を浮かし、脚を外側に回すようにして前に出す歩行(分回し歩行)になります。
その独特な歩き方が恥ずかしいからとせっかく歩けるようになっても、外へ出るのをためらってしまう方も多いようです。

GS Knee自然な足の動きの回復を目指すリハビリ器具

いかに自然な歩き方ができるようになるか。これは、脳卒中からの回復を目指す患者さんだけでなく、サポートする側の医師や理学療法士にとっても課題での一つでした。
膝の曲げ伸ばしをして、まっすぐに足を出すことが出来るようにすることを目的の一つとして開発されたのがGS Kneeです。
リハビリの最初から普通に歩くことを目指して訓練することが出来るので、足腰に余分な負担もかからずリハビリ期間の短縮も考えられます。

つらいリハビリをして歩けるようになってもかっこ悪いからと外出しないと足の機能は衰えてしまいます。
進化した下肢装具を活用して外出が楽しいものだと思える人がふてるといいなあと思います。




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