リハビリ情報まとめ

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新型コロナで30代40代の脳梗塞患者急増

   

アメリカのコロナ関連の話題。

ニューヨークの病院では、新型コロナウイルスに感染した30代から40代の患者が、脳梗塞を併発する症例が起こっているという内容です。

CNN.co.jp : 新型コロナで突然の脳梗塞、30~40代の患者で相次ぐ 米

もともと新型コロナウイルスは、血栓を引き起こすという報告が相次いでいることから、脳梗塞を発症してもおかしくないということになります。

30代40代のコロナ感染と脳梗塞の併発は世界共通か

アメリカの出来事だから、日本には関係ないと言いたくもなりますが、日頃の食生活が米国のような豪快な肉中心だったり、いわゆる肥満で生活習慣が不安定だと、同じ現象が起こると考えられませんか?

冒頭のニューヨークの病院とは別の病院では、5人の患者のケースだと、コロナ感染症の症状としては軽症だったり無症状だったそうです。

無症状ってところが特に怖いですね。

ということで、このアメリカの症例報告が日本にあてはまるのか、個人的に検証してみました。

日本の30代40代のコロナ陽性者数

日本の30代・40代のコロナ陽性者数(※)は、

  • 20代 2002人
  • 30代 1856人
  • 40代 2038人
  • 50代 2124人

と、この4つの年齢階級が飛びぬけて多いです。

※出典:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2020年4月24日掲載分)

これらの年齢階級で、脳梗塞の併発が多くなっても不思議ではありません。

ところが、コロナ感染と脳梗塞との関連データが見つからないことから、併発は無いとも言えますし、見逃されている可能性もあります。
なんとも言えません、現状。

脳梗塞を含む脳血管疾患の患者数

ちなみに脳血管疾患の患者数を見てみますと、総数1,115,000人のうち、65歳以上は933,000人(※)です。

※出典:患者調査 平成29年患者調査 | 政府統計の総合窓口

40代50代の数は比較的少ないので、コロナ感染との相関関係があるとは、必ずしも言えないですね、統計だけを見ると。

しかし、これから日本でも同じ症例が出てくる可能性もあります。
そうなると予後の悪さが気になります。
コロナ感染から回復しても、しばらく味覚や嗅覚の喪失が続く、咳が止まりにくいという情報もありますが、根拠が乏しくて決定的ではありません。

ところが脳梗塞の場合は、片麻痺による歩行障害がイメージされるため、コロナ感染による血栓の影響で、脳梗塞は避けたいですね。

脳梗塞が疑われる症状が出たら救急車の要請を

こんな時だから救急車は呼べない、なんて考える必要はありません。
コロナ感染も脳梗塞も、命に関わる病気です。

コロナ感染は、発熱や咳の症状が出ても、しばらく自宅で療養しろと言われますが、脳梗塞など脳血管の疾患が疑われる症状がでると、治療や手術まで時間との戦いになります。

対応が早ければ早いほど、血栓を溶かす薬品を投与したり、緊急開頭手術が行われることで、一命を取り留めることが可能です。
その後は院内リハビリで歩行訓練などを重ねて、退院後も通所リハビリや日常生活の中での独自リハビリで、さらなる回復を目指すことになります。

歩行訓練では、膝を伸ばしたままの独特の歩様を避けたい人のために、特殊なデバイスを、装具に取り付けることをおすすめします。

GSKnee

理学療法士さんの管理の元で使用します。

新型コロナで30代40代の脳梗塞患者急増に関するまとめ

アメリカでの症例報告で、コロナ感染者の中で30代40代が、脳梗塞を併発するというものでした。

日本には、それがあてまるような症例は出てきていませんが、ゼロではない可能性もあります。




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