小脳梗塞の症状はめまいが合図?治療法やリハビリ、後遺症についても
若い人にも起こる小脳梗塞。その症状はめまいが起きることから始まるようです。その後どのような症状が現れるのか、また、症状が起きたときにとるべき行動や、小脳梗塞の予防方法などもご紹介します。
小脳梗塞とは
小脳梗塞は脳梗塞の一種で、小脳に脳梗塞が起きる症状のこと。小脳は手足のバランスや平衡感覚を司っているため、小脳失調が起こると手足の動きに支障をきたし、立っていることも難しくなります。
小脳梗塞の症状
小脳梗塞の症状は、まず初めはめまいやふらつきが起こります。次に、体に揺れが起こり、立っていることが困難に。そのあと、気分が悪くなりおう吐することもあります。
このような症状が現れた場合、小脳梗塞を起こしている可能性が高いので、すぐに救急車を呼んで病院へ運んでもらってください。脳梗塞は迅速な対応こそが後遺症を残さずに済む秘訣です。
小脳梗塞の原因
脳梗塞を起こす要因は、大きく2つあります。
- 動脈硬化によるもの
- 不整脈によるもの
若い人でも小脳梗塞を起こすことはあります。
動脈硬化が要因となって起こる小脳梗塞
動脈硬化が進行すると、血管が詰まる要因となる血栓ができ、血栓性の脳梗塞が起こります。
不整脈が要因となって起こる小脳梗塞
不整脈により血液の塊ができます。それが小脳の血管で詰まる心源性の脳塞栓症が起きます。
・小脳梗塞の治療期間と治療方法
脳梗塞を起こした場所や症状にもよりますが、小脳梗塞の場合は入院期間は2-3週間くらいでしょう。
脳の炎症を抑えるための点滴を2-3日受け、その後リハビリに入ります。
小脳梗塞のリハビリ
小脳梗塞は、大脳の梗塞とは異なり、考えたり話したりといった機能の障害は起こりませんが、運動機能のなかの平衡感覚を司る機能に障害が出るおそれがあります。
リハビリでは、歩行時に足がもつれてしまったりといった、損なわれた機能を回復する練習をします。何度も練習することで、徐々に機能は回復し、軽度の場合は自転車に乗れるようになるまで回復することも多いです。
小脳梗塞の回復後
回復後も血液をサラサラにする薬は飲み続ける必要があるでしょう。この薬(バイアスピリン)は、血液がサラサラになる代わりに、止血作用が低くなるため、抜歯や手術などを行う場合には、医師に服用の旨をきちんと伝える必要があります。
小脳梗塞の予防
小脳梗塞にならないようにするために心がけるべきことを上げておきます。普段の生活習慣が大切です。
- タバコを吸わない
- 大量の飲酒は避ける
- 塩分控えめの食事を心がける
- 水を十分に飲む
- ストレスを溜めない
- 適度な運動を
脳梗塞の原因となる動脈硬化を防ぐために、高血圧や糖尿病にならないように気をつけましょう。
日々の食事で気をつけること
食事に関しては、以下のことに気をつけましょう。
- 乳脂肪を控える
- 肉の脂身を控える
- インスタント食品を控える
- スナック菓子を控える
- 玉子は1日1個まで
- 油は植物油を使う
- 食物繊維を摂る
- 青魚を食べる
特にコレステロールを増やさないように注意してください。
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