リハビリ情報まとめ

リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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70代の片麻痺患者が温泉に行けるようになった

      2019/07/06

脳の病気による後遺障害で片麻痺になるケースは珍しくありません。

厚生労働省が発表した「平成26年 患者調査の概況」によれば、脳血管の疾患によって継続的に治療を受けている患者数は、約118万人という数字が出ています。

この統計資料では、入院、外来ともに65歳からの患者数が多くなっていることがわかります。
定年退職後に老後を楽しむどころか、脳疾患によってリハビリ生活を余儀なくされる方も多いという現実が見えてきます。

リハビリ関しての一般的なイメージは、病院内で理学療法士さんの下で運動能力を引き上げる訓練がなされるというものです。そのため退院後は早い段階で日常生活を取り戻せるかのように錯覚してしまいます。しかし現実は違います。

あくまでも病院でのリハビリは、マヒした手足を訓練して、起きる、立つ、歩くという身体機能の回復を目指す事で目標になります。退院後は実際の生活の中で自分の意欲をベースに、訓練で回復した機能を活かす動作を繰り返して、日常生活を取り戻していくことが目標になります。

この違いがわからないので「もう退院なの?」という戸惑いを覚え、まだ病院でのリハビリが必要なのではないかという不安が家族にも当事者にも多くあると聞きます。更に、片マヒリハビリを経験した方やリハビリに携わった理学療法士さんが出版した本などを読んでみると、より詳細なリハビリの実態を知る事ができます。

そんな本を読んでいく中で印象的だったのは、脳卒中で倒れて5年目の70代の男性のことでした。その男性は右足首にマヒが残り、装具と杖は欠かせないものの温泉旅行に行けるまでになりました。驚いたのは、温泉旅行に行く前と後で、マヒの状態は変わっていないことだったのです。ただ温泉に入るコツを理学療法士さんから授かっただけです。

楽しめることがわかった70代の男性は、リハビリ回数は減ってきてはいるものの動作自体は安定しているというのです。ものすごく理想的な回復期だなと思えました。

誰もが当てはまるケースでは無いとは思いますが、片マヒ患者の生活の質が高まった事例です。




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