リハビリ情報まとめ

【※広告を含みます】 リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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長下肢装具に取り付けて使用する膝ブレーキ「GS Knee」

   

長下肢装具のメリットとデメリット

長下肢装具(Knee-ankle-foot orthoses)は、脳卒中などで足に麻痺が残り、膝がグラグラして体重を支えることができないような場合に、足関節と膝関節の両方を固定して使用する歩行補助具で、

股関節や膝関節の筋肉の機能的活性化が促進され、つま先が不自然に変形する尖足(せんそく)や、関節などが固まって動きにくくなる拘縮(こうしゅく)を予防することができます。

しかし、足関節と膝関節の両方を固定して使用するので、本来使うべき筋肉が使えず他の筋肉を使って歩行(代償動作)することになり、すり足歩行や足を横にふって前に出す「ぶん回し歩行」になってしまう弊害もあります。

そのため長下肢装具を用いたリハビリの効果をさらに高めることを目的に、専門家が集まり開発されたのが、次世代型歩行練習デバイス「GS Knee」です。

 

「GS Knee」は長下肢装具に取り付けて使用する膝ブレーキ

「GS Knee」は長下肢装具の膝継手に取り付け、膝ロックと膝フリーを制御する「手元スイッチ」を理学療法士が電子的に制御します。

このような方法を採用することで、連続性が無い治療にも対応し、治療時期や歩容の状態にも適切に対応することが可能になったそうです。

ただし、歩行に対しての理解が薄いと、膝ロックすべきタイミングで膝フリーにしてしまい、予想外な動きが起こってしまいます。

そのため「GS Knee」には3つのセーフティが組み込まれています。

 

手元スイッチに「押すと膝フリー、押さなければ膝ロック」機能を内蔵

何か起こった時に、スイッチから手を放して介助しても、膝はロックされ屈曲しない状況を作ることができます。(100Nmの負荷がかかっても固定できる仕様)

 

伸展方向には無条件でフリーになる機能

膝継手に工業用のベアリングを内蔵させることで、屈曲方向にはGS Kneeユニットの制御された力を無駄なく伝え、伸展方向にはベアリングの効果でスムーズに伸展することが可能となり、

歩行時の膝伸展をよりスムーズにすると共に、イレギュラー発生時に膝伸展位への復帰をより早く実現します。

 

制御OSとしてV-Sideを採用

世界で初となるロボット専用に開発されたOS「V-Side」が、常に動きを監視制御してイレギュラーな動きを監視し、安全に治療が行えます。

 

次世代型歩行練習デバイス「GS Knee」オンラインセミナー

次世代型歩行練習デバイス「GS Knee」のオンラインセミナーが、期間限定で実施されています。

第18回 日本神経理学療法学会学術大会<11/28・29>特別オンラインセミナー「装具療法革命」を、2020年11月28日(土)から2021年1月3日(日)まで視聴できます。

 

===>> 「装具療法革命」

 




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