リハビリ情報まとめ

【※広告を含みます】 リハビリの情報だけでなく、入院中や退院後の情報などもまとめています

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西川史子さんが右脳出血で大手術

   

形成外科医でタレントの西川史子さんが右脳内出血のため緊急搬送され5時間にも及ぶ手術をされました。

西川さんは独り暮らしだったのですが、午前9時に出勤予定だったのが、10時になっても連絡が取れなかったため病院がマネージャーに連絡し、マネージョーが警察に連絡をして、正午に警察官立会いの下マネージャーが部屋に入ると、リビングに西川さんが倒れていたそうです。
マネージャーが発見した時、西川さんが意識があり会話もできる状態だったそうですが病院へ緊急搬送され、午後3時半から5時間にも及ぶ手術を受けて成功。
朝の入浴後に体調が崩れリビングルームに倒れていたということです。
翌日には一人で食事もとれるようになり、メールをしたり普通に会話が出来ているそうで、命に別条がなく良かったなあと思いました。
3週間ほどの入院で退院できるようです。

一人暮らしの方は、何かあった時にすぐに対応できる方法を考えておく必要があると改めて感じました。
また、朝は血液が濃縮しているといわれますし、交感神経が優位になって血圧が上昇しやすいので朝の入浴は心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高いといわれています。
西川さんも気を付けれてはいたのでしょうが、朝の入浴で体調を崩されたのでしょう。
命に別状はないとはいえ、5時間もの大手術を受けられてのですからしっかりと休養を取ってまた元気な姿を見せてほしいと思います。

脳出血について

脳出血は脳の血管が何らかの原因で切れたり破れたりして出血するものです。
脳内に溜まった血のかたまりが脳を圧迫してしまいます。

西川さんの場合は後遺症の心配がないようで良かったのですが、もし、右脳で出血して脳に損傷が残ってしまうと、左の手足が麻痺するとともに自分の体や空間の認知に障害が起こり「失認」という状態になります。
失認というのは目や耳の感覚は正常なのに、麻痺側の左半分の空間や刺激を無視してしまったり、身体を認識できなくなってしまうという状態です。
左側にある食べ物を見落としてしまったり、左側の壁にぶつかったりします。
また、左の手や足を車いすに挟んでしまうとか、洋服を着ても左の袖を通し忘れたり、左足の靴を履き忘れたりすることがあります。
左側から声をかけて意識を向くようにしたり、右側に食事を置くようにしてすべて目に入るようにしたりするなど、右側に意識を向けさせる工夫が必要です。

逆に左脳が損傷すると、右側の手足が麻痺するとともに、運動や行為に障害が起こり「失行」という状態になります。
失行というのは、運動する機能は正常なのに目的に合った動作が出来ないという状態です。
何気ない日常の動作でも指示されたり意識すると出来なくなったりぎこちなくなったりします。
また、はさみやブラシをうまく使えなくなるとか、洋服がきちんと着れなくなるとかいう症状があります。
何が出来て何が出来ないのか、何が困難なのかを確認してできない事だけを手助けするようにします。
また、指示されると意識してしまって出来なくなることがあるので日常生活の中で自然に行えるようにサポートすることが大切です。

脳出血とひとくくりで言っても出血した部位によって障害の出方も違ってきます。
家庭でのリハビリは本人だけではなくご家族の方のストレスも出来るだけ増やさないようにしていくことが大切です。




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