リハビリ情報まとめ

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知人のくも膜下出血による死を通じて思ったこと【覚えておいてほしい対処法】

   

先日、知人がくも膜下出血を起こし、不幸にも永眠いたしました。身近な存在がくも膜下出血で亡くなったことで、しばらくショックから抜け出ることができませんでした。知人がなぜくも膜下出血を起こしたのか。そしてどうすれば命を落とさずに助かったかなどについて、思ったことを記します。

突然の連絡

ある朝、親しい友人から一通のメールが届きました。

「昨日、妻が急逝しました。」

始めは何かの冗談かと思いました。

奥さんのこともよく知っていたし、まだ40代半ばです。

ただ、冗談にしては質が悪いと思い直接電話をしてみると、くも膜下出血で亡くなったとのことでした。

翌日、友人宅を訪れ、話を詳しく聞くとともに、精神的ショックを隠せない友人のサポートを行いました。

当日起こったこと

友人が仕事を終え、家へ帰るといつもと少し様子が違っていました。

というのも、夜にもかかわらず、家の電気は点いておらず、カーテンも開けっ放し。

玄関のカギを自分で開けて入ってみると、リビングに奥さんが倒れていました。

見た瞬間に、すでに亡くなっているのが分かったそうです。

それでもすぐに救急車を呼び、人工呼吸などできる限りのことをしました。

救急隊員が駆け付けた際、AEDを試そうとしたそうですが、生体反応がすでになくAEDも作動できなかったそうです。

それでも病院へと救急車で運びましたが、到着し医師が診察するや否や、何の処置を施す術もなく、既に亡くなられて時間が経っていると告げられたそうです。

友人が倒れている奥さんを発見したときは、まるで眠っているかのように仰向けになって穏やかな表情をしていたそうです。

思い返せば、仕事中に「頭が痛い」とのLINEが届いたこと。

それに対し「早めに仕事上らせてもらえば?」と返信を返すも、既読にならず。

※実は、後から分かったのですが、この日奥さんは仕事が休みで家にいたのだそうです。

しばらくして「その後どう?」と再びLINEを送るも、既読にならないまま。

既読にならないことを気にはしていたものの、まさかこんなことになっていようとは思いもしません。

それが現実だと思います。

なぜくも膜下出血が起きたのか

くも膜下出血を起こし亡くなった友人の奥さんは、とても健康に気を使うタイプでした。

美容や健康の意識は以前から高く、野菜をよく食べ、最近は糠や麹などの菌活もしていたそうです。

ヨガなどもしていたのでスタイルもよく、とても美しい人でした。

そんな彼女に、なぜくも膜下出血が起きたのか。

私が思うところに、それはたばことお酒が原因だと思います。

たばこの量はほどほどでしたが、お酒はかなりの量を毎日飲んでいました。

お酒とたばこの両方をやる人は、くも膜下出血のリスクは高いのではないかと思います。

せめてタバコをやめていて、お酒だけにしていれば少しは違ったのではないかと思います。

でも、何度か禁煙も試みたようですが、タバコはやめられなかったんですね。

振り返ると、友人の奥さん以外にも、脳梗塞などを起こした知人を振り返ってみると、例外なくタバコとお酒の両方を嗜んでいます。

かつてタバコを吸っていた人も、喫煙所の減少に伴い、今ではだいぶその数は減りました。

私の周りもタバコを吸っていた人の8割以上はやめたように思います。

タバコを吸うと血管が収縮します。アルコールを飲むと血流が増します。

血管が収縮しているところに血流が増すわけですから、血管が破裂しやすくなるのは言うまでもありません。

タバコもお酒もやるという人は、すぐにタバコをやめてください。

子供がいる人は特に、子供のことを思ってタバコをすぐにやめてほしいです。

一命を取りとめるためにできたことは

脳梗塞など起こしても一命をとどめた人の多くは、倒れたときに周りに人がいたということです。

つまり、すぐに誰かが気づいて救急車を呼んでくれて、病院に搬送され手当てを受けることができたわけです。

くも膜下出血や脳梗塞などが起きた場合、いかに早く手当てを受けるかによって、その後の後遺症が大きく変わってしまいます。

また、友人の奥さんの場合のように、周りに人がいなかった場合は、発見が遅れて手遅れになってしまうことも。

これはもう運の問題に近いともいえます。

ただ言えるのが、自分で異変が起きた際に、すぐに自分で救急車を呼ぶことです。

くも膜下出血が起きたときは、バットで頭を殴られるくらいの、これまでに経験したことのない頭痛が起こると言われています。

明らかに尋常ではないわけですから、少し横になって安静にしておこうなどと言わず、すぐに自分で救急車を呼んでください。

自分で救急車を呼ぶことを恥ずかしいと感じてしまう人も多いようですが、笑い話で済むのなら、それはひと時の恥で済みます。

命を落としては、どうしようもありません。

友人も、「あのときLINEではなく、電話をしてみればよかった…」と後悔をしていました。

しかし、電話をして出なかったからといって、何ができたでしょう。

ましてや仕事に行っていると思っていたわけですから、きっと調子が戻ってまた仕事しているんだろうなと思ったはずです。

仕事中にそうしょっちゅう自分のスマホを見るわけにはいきませんからね。

私でもそう思ったはずです。

なので、友人には自分を攻めてほしくありません。

ここで覚えておいてほしいのは、激しい頭痛やろれつが回らない、目が回るなど異変が起きたら、なにか脳に異変が起きているかもしれないと気付くことです。

そしてその場合は、躊躇せず自分で救急車をすぐに呼んでほしいということです。時間が経つと動けなくなります。

また、そばで同様の症状を起こした人がいれば、安静に寝かせて様子を見るなどせずに、すぐに救急車を呼んであげてください。

このことをくれぐれも覚えておいて、周りの人にも伝えてほしいと思います。




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