リハビリ情報まとめ

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理学療法士が指導する脳卒中歩行訓練リハビリは辛いかな

      2020/03/16

脳卒中の影響で片麻痺が残る患者が日常生活を少しでも取り戻すためには、
理学療法士による歩行リハビリテーションが必須です。

脳卒中後のリハビリは、脳にとって「回復」と「代償」が目的でもあります。

素人考えでは、患者本人の状態と気持ちが落ち着いてからリハビリをスタートするのだろうと思い込みがちですが、近年は、急性期からリハビリを始める事で、長期臥床による褥瘡、肺炎、尿路感染症、心肺機能低下など、動けないことによって起こる新たな問題を防ぐ目的もあるようですね。

歩行訓練リハビリにおける長下肢装具のデメリット

歩行訓練リハビリでは杖や装具が使われますが、麻痺が重度の場合は膝折れを防ぐために長下肢装具を使います。
ちなみに長下肢装具は医師の処方があれば健康保険を使って制作可能ですから、個人に合った装具でリハビリが可能です。

しかし長下肢装具による歩行リハビリは、膝折れを防ぐために膝関節は固定されます。
膝関節が固定されたまま歩行すると、どうしても不格好な歩行にならざるを得ません。

足が伸びきっている状態で、外側を回して踏み出してしまう様から「ぶん回し歩行」「コンパス歩行」などと言われています。

 

すっかり歩行が出来るようになったとしても、ぶん回し歩行で外を歩くたびに、他人から好奇の視線を感じることが多いのではないでしょうか。
階段や段差に躓くリスクは残ったままです。

混雑に出会ったら外側に足を回しながら歩くために周りの人に足がぶつかってしまい、下手すると別の意味でトラブルを招いてしまう恐れもあります。

世の中には本当に冷たい人がいますからね。
せっかく脳卒中を克服しようとしているのに、ぶん回し歩行にならない方法が無いのか、理学療法士に家族が相談してみてはいかがでしょう。

ぶん回し歩行から脱却するリハビリツール

長下肢装具を使いながらも、きっちりと膝関節を曲げて歩行リハビリが可能になれば、元のようにスタスタと歩けるようになるという希望があるだけで、患者さんにとっても未来は明るいと思います。
膝関節が固まったままヒョコヒョコと歩くよりは行動範囲も広くなりますし、転倒によるリスクも少なくなります。

何より歩き方次第では階段やバスの乗り降りも随分と楽になるはずです。
靴下だって履きやすくなるなるかもしれませんし、足の爪だって膝が曲がれば自分自身で切れるようになるかもしれません。

 

現実は膝関節が固定された長下肢装具しかないと理学療法士さんは言うかもしれませんが、ちょっとしたサポートデバイスがあれば、劇的に歩き方も変わっていくはずです。
長下肢装具に取り付けるだけで、膝折れをサポートするツールがあります。
GS Knee と言います。

理学療法士さんがコントローラーを使いながら、スムーズな歩行のために膝の屈曲を制御します。

既に問い合わせが舞い込んでいるので、リハビリの関係者の方、家族が脳卒中のリハビリ中の方、医師、病院事務の方にも知って欲しいです。

 




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