リハビリ情報まとめ

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キース・ジャレット氏、脳卒中で演奏活動復帰困難

   

2018年に予定されていたコンサートを体調不良で中止して以来沈黙が続き心配されていたアメリカのジャズピアニストキース・ジャレットさんの動向が発表されました。
2018年2月と5月に脳卒中の発作を発症、左手にまひが残って演奏活動はできないというものでした。
10月21日付けのニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、「ジャレット氏は電話取材に応じ、2018年2月と5月に脳卒中を起こしたと説明。つえを使って歩く練習をするのにも1年以上かかったことを明かし、「家の中を歩き回ったりすることは全くできない」と話した」そうです。

「左半身の一部がまだまひしている」と説明。ピアノが弾けるのは片手だけで、左手は回復したとしても「コップを持てるようになるくらいだろう」と語った。ステージ復帰の見通しについては「将来どうなるか分からない」とし、「今はピアニストのような気がしない。私が言えるのはこれだけだ」

キース・ジャレット氏はジャズ界の帝王マイルス・デイビス氏の門下生としてジャズバンドのピアニストとしてその活動を始めましたが、ジャズだけでなくくらっしくの曲を演奏したり、また、ピアノだけではなく、ハープシコードやソプラノサックスなども演奏し、多彩な才能を見せてくれました。
今年75歳ですが、まだまだ第一線で活躍できるピアニストでした。

それが二度の脳卒中で復帰はほぼ叶わないだろうということになるなんて…
命を取り留めただけでもありがたいといえるかもしれませんが、ピアニストの生命は絶たれてしまいました。
ご自分が弾く事が出来ないから演奏を聞く気にもなれないという話です。
酷い話だと思います。

キース・ジャレット氏がどのような経緯で脳卒中を発症したのかは発表されていませんが、少なくともかなりのストレスは抱えていたのではないかと思います。
アルコールやタバコはどうだったんでしょうね。
少しでも良い状態になることを願ってやみません。

ところで、脳卒中の前兆を覚えていますか?
・ろれつが回らない、名前や言葉がなかなか出てこない
・片足を引きずるようにして歩いていると指摘される
・片側の手や足に力が入らない、しびれる感じがある
・顔半分に痺れや麻痺が起こる
・歩こうとしても力が入らず立てない、歩けない
・片方の目が見えない、物が二つに見える、視野が欠ける
・今まで経験したことのないような激しい頭痛がする
・急にめまいがし、うまくバランスが取れない

脳卒中の初期症状は突然現れます。
すぐにおさまったから大丈夫と思ってはいけません。
上記のような症状が1つでも現れたら放置しないですぐに総合病院へ行きましょう。
脳卒中はいかに早く治療を行うかによって予後が大きく変わってしまいます。
自分の身体を守るのはまず自分です。
日頃からチェックして大事が起こらないように気をつけて生きましょう。




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 - 脳卒中