脳梗塞について よくある疑問・質問
脳梗塞についてのわりと皆さんが疑問に思う「よくある質問」についてまとめてみました。脳梗塞の症状かなとか、自分は大丈夫かなと不安に思われている方は、参考にしてみてください。
Q:脳梗塞を疑うような症状があらわれたとき、何科を受診すればいいの?
あるとき、手足のしびれや片目の視野が急にぼやけたなど、脳梗塞かなという症状が現れた場合、まずは何科の病院で受診を受ければよいのでしょうか。悩んでしまいますよね。
そんな時は、内科もしくは神経内科にまずは訪れましょう。地域や医療機関によっても異なるようですが、まずは内科や心療内科に行って診察を受け、診断の結果により脳神経外科など、先生がしかるべき科へと紹介してくれるはずです。
Q:30代でも脳梗塞は発症するのでしょうか?
20代のころはわりと健康に無頓着でいられるのですが、30代に入ると少しずつ自分の健康が気になってき始めますよね。
だんだんとお腹が出てきたり、健康診断でちらほら筆禍理始めたりしだすのが30代です。生活もパターン化してくるので、慢性的な運動不足や生活習慣病が現れ始めてく年代でもあります。
タバコも吸わずお酒もほどほど、高血圧や糖尿病でないから脳梗塞になんてなるわけない!かというと、そうとも言えません。実は遺伝的に脳梗塞になりやすい場合もあります。
健康診断でLDLコレステロール値に注目してみてください。この値が高い場合、遺伝的に「家族性高コレステロール血症」というケースが考えられます。
その場合、放っておくと徐々に動脈硬化が進み、脳梗塞を起こす可能性が高くなります。
健康的な生活をしていても遺伝ということもありますので、健康診断は定期的に受け、脳梗塞のリスクに関してしては「LDLコレステロール値」をチェックするようにしてみてください。
数値に異常があったらすぐに受診し、治療薬をもらいましょう。
Q:立ちくらみと脳梗塞の症状の違いってどう判断するの?
立ったまま高い建物を見上げていたら、急に目の前が暗くなり体に力が入らなくななってしまった―――。
こんな時、ふとこれって脳梗塞の症状なのでは?と思って不安になってしまいますよね。
短時間に脳梗塞のような症状が現れては消える、「一過性脳虚血発作」というものがあります。この立ちくらみも、その「一過性脳虚血発作」なのではないかと思ってしまうわけです。
しかし、この場合は「一過性脳虚血発作」ではなく、いわゆる「立ちくらみ」と思われるので、問題ないでしょう。
立った状態で首を上向きにグーンと伸ばしていると、全身の血圧が下がり、脈が遅くなります。そうした場合、目の前が暗くなったり失神するなどといった「立ちくらみ」が起こります。
「立ちくらみ」は脳の血管の問題ではないので、もちろん一過性脳虚血発作ではありません。
一過性脳虚血発作は、血管病変や心臓病などにより脳血管が一時的に閉塞することで起こります。症状も脳梗塞のように片側の顔面麻痺や半身麻痺、感覚・言語障害などが起きますが、短い時間でその症状が消えます。
短時間で消えたとはいえ、この一過性脳虚血発作が現れた場合は、すぐに病院へ行って診察してもらってください。これは脳内で異常がきたした信号です。早期発見することで、後遺症も少なく済みます。
逆に放っておくと取り返しのつかない脳梗塞が起き、その後の人生に大きな影響を与えかねません。早期発見・早期治療が脳梗塞後のリスクを最小に抑える唯一の方法です。
まとめ
以上、はっきりと脳梗塞と診断される前段階での、皆さんが気になることについてお伝えさせていただきました。
定期的な健康診断と不安に思ったら受診してみることで、脳梗塞のリスクを抑えながら、明るい気持ちで毎日を過ごしていきましょう。
病は気から。健康にとって「気持ち」もとても大切な要素です。
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