リハビリ情報まとめ

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脳卒中の原因疾患|新型コロナウイルス感染が引き金になるの?

   

脳卒中の原因疾患

脳卒中には脳の血管が破れて出血する「脳出血」や、脳の血管に血の塊である「血栓」が詰まり脳の一部が壊死する「脳梗塞」などがあり、全体の約7割を「脳梗塞」が占めています。

脳卒中の発症の主な危険因子は、高血圧や不整脈(心房細動)、糖尿病、加齢、喫煙、肥満などで、高齢の男性に多い疾患ですが糖尿病や脂質代謝異常などが増え、若い世代の発症も増えています。

では新型コロナウイルスが原因で脳卒中を引き起こすのでしょうか?

 

アメリカでの症例

アメリカの症例では、新型コロナウイルスに感染した30~40代の患者が脳梗塞を併発する症例が相次いでいるそうです。

通常30~40代の脳梗塞発症例は少ないそうで、糖尿病や高血圧など脳梗塞の危険因子も確認されていない若年層が、新型コロナウイルス感染後に何の前触れもなく脳梗塞を発症する症例が相次いでいるため、

新型コロナウイルスが、血栓の形成を促進したことが原因となった可能性が指摘され、新型コロナウイルスと血栓の関連性が注目されているそうです。

 

日本での症例

日本脳卒中協会によると、現時点でコロナウイルスの感染自体が、直接脳卒中の原因となることは報告されていないそうですが、感染が引き金となり血圧が変動したり、血液が固まりやすくなったり、脱水になったりする可能性は考えられるそうです。

特に高齢者や、血圧、コレステロールや血糖が高く脳の血管の動脈硬化が進行している人、心房細動などの心臓病がある人などの脳卒中のリスクが元々高い人は、発症のリスクがさらに高まる可能性があるそうです。

また、新型コロナウイルス感染対策のための外出自粛により、運動不足となることで脳卒中発症の危険が高まるっているで、適度な運動をすることを呼びかけています。

 

脳卒中が疑われるときは

新型コロナウイルス感染症が広がっているため受診を控えている人が多いと思いますが、脳卒中は早期発見、早期治療することが、命を救い後遺症を軽減できる可能性が高くなります。

脳卒中が疑われるときは躊躇せず、すぐに救急車を呼びましょう。

 

脳梗塞の再発リスク

脳梗塞を発症したことがある人の場合、血管が固くなったり狭くなったりしている可能性が高いので、血栓が詰まりやすくなっています。

新型コロナウイルスに感染すると血栓ができやすくなる可能性があるので、脳梗塞の再発リスクが高まる可能性があります。

新型コロナウイルスに感染した疑いがあると、治療前に感染の検査をしたり、感染防止対策をする必要があります。

脳梗塞の治療は1分1秒を争いますので、再発防止のためにも手洗いやアルコール消毒などの感染予防対策を徹底しましょう。




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