リハビリ情報まとめ

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作業療法士の仕事ってどんな事するの?

      2019/07/06


作業療法士は国家資格で、「理学療法士及び作業療法士法」第2条に「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されていますが、実際どんなサポートをしてくれるのでしょうか。

理学療法士との違い

理学療法士は、起き上がる、座る、立つ、歩くなど生活の基本となる動作能力を回復したり、維持向上させたりする運動療法や物理療法を行い自立した日常生活が送れるよう支援してくれますが(「理学療法士の仕事ってどんな事するの?」)、作業療法士は、生活上のさまざまな行為である作業活動を使用してリハビリを行います。

例えばご飯を食べる、トイレに行く、着替えをする、歯を磨く、字を書くなどの日常生活に関わる応用動作の維持・改善を行い、生活に関わるあらゆる活動ができるように支援してくれます。

作業療法が必要なのはどんな人

脳卒中などの病気で片麻痺になってしまい、料理がうまくできなかったり、お風呂に一人で入ることが難しい場合や、ケガなどで障害が残り手や足をうまく手を使えず家事ができなど、「生活動作」に問題を抱えている人が対象となります。
また、高齢者の心と体を健康に保つためのリハビリや、身体機能には障害がなくても精神障害や発達障害などの方も対象となります。

理学療法では「身体機能」に着目してリハビリするのに対し、作業療法ではその人が「生活」するために必要な、生活上のさまざまな行為に対してリハビリを行います。

作業療法士が行う治療法

作業療法で行う作業とは、日常生活で行う食事や買物、掃除、洗濯や、通勤・通学、仕事、運動やコミュニケーションなど、生活に関わるあらゆる活動のことで、これらを活用してリハビリを行います。

1)身体障害の治療
・自宅など実際に生活する環境に近い状況で、食事や着替え、排泄
・入浴などの動作の練習を行ったり、その際に必要な筋力などをつけるトレーニングなどを行う場合もあります。
・職場に復帰するために必要な訓練を行います。
・福祉用具の選定や自宅の環境整備などのアドバイスを行います。

2)老年期障害の治療
・身体障害の治療と同様に、生活動作の練習を行い要介護状態や寝たきりの「予防」を行います。
・メモやカレンダーなどを利用し記憶を思い出せるよう認知機能のトレーニングを行います。
・どうすれば楽しみながら健康的に生活できるか一緒に考えながらリハビリを行います。

3)精神障害の治療
・手工芸などの創作活動やレクリエーションを通して自信や集中力を取り戻せるようにリハビリを行います。
・作業療法士と一緒に外出や買い物などの練習を行います。
・複数の人と作業を行いコミュニケーション能力を取り戻すリハビリを行います。

4)発達障害の治療
脳性マヒをはじめとする重症心身障がい児(者)のリハビリ、自閉症スペクトラムやADHD(注意欠陥多動性障害)などの子どもに対するセラピーを行います。
・遊びをベースにしてできる運動を増やし自信を持たせたり、友達とのやりとりを学ばせ、子供が自立できるようにトレーニングなどを行う。
・文字盤や絵カード、スイッチなどを活用してコミュニケーションの方法を学習

作業療法士の活動する場所

◉一般病院・精神病院・特定機能病院などの医療機関や、
◉知的障害者福祉施設・児童福祉施設などの福祉施設、
◉自治体・保健センター・地域包括支援センターなどの保健施設、
◉介護老人保健施設・訪問看護ステーション・通所リハビリなどの介護施設、
◉特別支援学校などの教育の場

などで活躍しています。

 

このように作業療法士は、

・運動や感覚・知覚、心肺や精神・認知などの心身機能の向上を目指し、
・食事やトイレ、着替え、歯磨き、字を書くなどの応用動作を身につけ、
・その能力をアップするために筋力を増強させて日常生活に必要な運動能力を高めたり、
・レクリエーションを通じて感情表現を豊かにするための、

リハビリを行っています。




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