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介護疲れ対策|誰でもなりうる介護うつ・頑張りすぎない介護とは

      2021/08/07

誰にでも起こる介護疲れ

介護は毎日休みなく続きます。

そのため介護をしている家族の多くは介護疲れを感じています。

特に突然介護をすることになった家族は、何をどうしていいのかわからず、パニックになったり仕事に支障をきたしたり、精神的にも大きな負担がかかってしまいます。

また、近所付き合いなども薄れ、親類とも疎遠になってしまうことも多く孤立しやすく、家族間のトラブルが起きることもあり、介護うつや介護放棄などの可能性もあり、最悪、介護殺人まで起きてしまう場合もあります。

一人で介護を背負い込んでしまうと、誰にでも介護疲れは起こります。

 

介護による負担とは

介護により起こる負担には身体的・精神的負担や経済的負担などが複雑に絡み合って起きます。

身体的負担

朝起きるときの介助や移動するときの介助、衣服の着脱、トイレ、入浴の介助など、腰や膝、腕などに負担がかかります。

夜中にトイレの介助やおむつ交換のため起こされることもあり、十分な睡眠をとれない場合も多く、身体的な負担がかかります。

 

精神的負担

要介護者や家族、ヘルパーさんやケアマネージャーなど介護スタッフと相性が合わなかったり、人間関係で疲れてしまう場合があります。

そのため一人で介護を抱え込んでしまい、孤独感を感じ要介護者を怒鳴ってしまったり、自己嫌悪に陥ることも多くなってしまい、介護うつになり自分だけが介護させられ自由がないと感じ精神的な負担がかかってしまいます。

 

経済的な負担

介護保険を使って介護サービスを受けても、それ以外にも紙おむつや防水シーツ、介護食品など介護用品の費用がかかります。

介護のため仕事をやめたり、収入が減ったりして、貯金や年金などに頼る場合など、経済的な不安を感じながら介護している人も多くいます。

 

介護疲れの対策方法

介護疲れを軽減する対策方法を紹介します。

身体的負担の軽減方法

訪問介護やデイサービス、ショートステイなど、介護者の負担を軽減することができる介護保険サービスを利用しましょう。

◆訪問介護
ホームヘルパーが訪問して、排泄や入浴、食事介助等の深夜お介護や生活支援を行います。

◆訪問入浴介護
専用の浴槽を自宅に持ち込んでスタッフが入浴介助を行います。

◆デイサービス
要介護者が介護施設等に通い、食事や入浴などの生活支援やレクレーションを受ける日帰りサービス。

◆ショートステイ
介護施設等に宿泊するサービスで、介護者の休息として利用できます。

 

介護保険外サービス

介護保険サービスでは提供されないサービスは、介護保険外サービスを利用しましょう。

◆ホームヘルパー
家族にための食事作りや墓参り、旅行の付添などの生活援助はホームヘルパーを利用しましょう。

◆配食サービス
日常的に食事の準備が困難な場合は、食事を配達してもらいましょう。

◆移送、送迎サービス
通院や高齢者福祉施設までの送迎、車いすリフト付き自動車などで移送

◆緊急通報システム
ひとり暮らしの高齢者に民間受信センターに通報する機器を貸与

など、市区町村などが実施する非営利目的の支援サービスや民間企業が行うサービスなどがあるので、ニーズや条件にあった利用しやすいサービスを活用しましょう。

 

精神的負担の軽減方法

一人で介護を抱え込み、介護うつなど精神的な負担がかからないように、プロの介護者や介護経験のある友人など相談相手を作りましょう。

ケアマネージャーには守秘義務があり相談相手になってくれます。

同じ悩みを抱える介護家族会などに参加して悩みを話し合ったり、介護していることを隠さず、信頼できる近所の人たちの手を借りましょう。

また、町内会や民生委員、交番などに挨拶しておきましょう。

 

頑張りすぎない介護

介護に疲れないためには、介護をひとり人で抱え込まずに、自分自身を追い込まないように、

介護サービスなどを利用しながら、信頼できる人の手を借り頑張りすぎない介護を心がけ、

介護を受ける人の気持を理解し尊重しながら、介護生活の中に楽しさや充実感を見出してください。

 




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