リハビリ情報まとめ

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リハビリの歩行訓練時に高齢者の膝折れを防ぐ

      2020/02/02

脳卒中による片麻痺患者の歩行訓練は、リハビリでの膝折れを理学療法士さんがフォローしてますよね。脳卒中以外でも歩行訓練のリハビリが必要で、膝折れの不安がある状況になっている方もいることを最近知りました。

例えば人工股関節手術によって太ももなどの筋肉が落ちていたり、何らかのケガで大腿神経が麻痺してしまったりしていると膝折れが発生しやすいようです。膝折れをフォローするのは理学療法士さんですが、長下肢装具だと膝が曲がらない仕様になっているので必要以上に膝折れに気を配る必要性はなさそうです。

しかし膝を伸ばしたままの歩き方に慣れてしまうリスクも。麻痺はしていても膝関節は曲げることができるのならば、スムーズな歩行になるようにリハビリするほうがいいですね。

歩行訓練をしている、あるいは経験がある方のブログなどを読んでみると、膝折れ対策に苦労している方もいました。義肢装具士さんや理学療法士さんが、膝関節が曲げられる装具を使う場合に、膝折れ対策に四苦八苦している様子がわかる情報もありました。

膝用サポーターでは不安なんでしょうね。膝用サポーターの上から装具を着用するのは難しいんでしょうか。

もしくは膝用サポーターは、膝が不用意に曲がることは防げても、曲げた状態から伸ばす時に痛みは筋力の衰えで難しいとなると、膝を伸ばす力のサポートが必要になります。トレーニングなどで膝を伸ばす筋力を回復できるならば良いでしょうが、そうでない場合は、外部からの補助があるといいですよね。

もし、そんな補助となるものを探しているとしたら、ソフトバンクグループのアスラテックが創った「GS Knee(シーエスニー)」は、歩行訓練を任されている理学療法士さんに1台ずつ持っていて欲しいぐらいの補助デバイスだと思います。

Honda歩行アシスト、トヨタウェルウォーク、サイバーダインのHALなどリハビリ支援ロボットがありますが、遥かに軽量(780g)で長下肢装具に留めるだけなので準備も楽だと思うのです。GS Knee(ジーエスニー)に組み込まれている制御システムは「V-Sido(ブシドー)」で開発者は日本有数のロボット技術者である吉崎航氏です。

吉崎航氏は、2019年に機動戦士ガンダムが放送40周年を迎えるにあたって、18mのガンダムを実際に動かすプロジェクトを実行する、一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGEのシステムディレクターでもあります。

膝の制御に関しても確かな技術力が備わっているので、脳卒中を患った方の独特の歩様である「ぶん回し歩行」にならずに、病気で倒れる前の歩き方に近い状態で歩行訓練が出来ます。実際にGS Kneeを装着して歩く動画もあります。




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