リハビリ情報まとめ

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コロナ禍における脳卒中の対応と診断方法「FAST」について

   

コロナ禍といえど脳卒中は待ってくれません。脳卒中の症状が現れたら直ちに病院へ直行、もしくは救急車を呼んでください。迷っている時間はありません。脳卒中の症状かどうかの簡単な診断方法「FAST」もご紹介します。

冬とコロナ禍と脳卒中

気温が下がると血圧が上がるため脳卒中が増えるそうです。

なので冬は一年で一番脳卒中が増える時期なので、気を付ける必要があります。

そんな中、新型コロナが世界的に猛威をふるっています。

緊急事態宣言が発令されるなか、脳卒中患者の来院数は通常の3分の2程度に減少しました。

これは、単純に脳卒中を発症した患者の数が減ったわけではなく、軽い症状や一過性の症状が現れた場合でも、感染を恐れて病院へ受診に来る人が減ったからです。

脳卒中は早めの対応がなにより大事

脳卒中は症状が出た際の対大生のスピードが何より大事です。

軽い症状や一過性の症状が出た際に、すぐに受診することで後遺症を少なく済ませたり、命を落とさずに済みます。

コロナ禍で感染を恐れる気持ちもわかりますが、脳卒中を疑うサインが見られた場合は、躊躇せずすぐに受診してください。

救急車を自分で呼ぶことも、決してためらわないでください。

脳卒中の症状を簡単チェック「FAST」

ここで脳卒中の症状かどうかを判断する簡単な方法をご紹介します。

これは4つのポイントがあり、頭文字をとって「FAST」と名付けられています。

FはFace、つまり「顔」です。

顔を鏡で見たときに顔の左右が均一が取れているかチェックします。

「いぃーっ」と口を横に広げた際に、片側だけ口角が下がっていたら要注意です。

次にAはArm、つまり「腕」ですね。

手のひらを上に向け、両方の腕をまっすぐに前に伸ばします。

目をつぶって5秒間たったら目を開けてください。

その時に片手だけ下がっていたら要注意です。

続いて、SのSpeech、「会話」ですね。

会話中に言葉が出てこなくなったり、ろれつが回らなくなったら要注意です。

独りの場合なら、早口言葉をゆっくりと3回繰り返してみてください。これが言えなかったらこれも要注意です。

最後がTでTime、「時間」ですね。

脳卒中の症状が発症したときの時刻を確認しておいてください。

これは発症してからどれれ暗い時間が経過したかにより、使用できる薬が変わってくるからです。

受診時に「いつ頃その症状はおきましか」と医師に聞かれると思います。

なので、脳卒中の疑いを感じさせる症状に気づいたときには、時刻をメモっておきましょう。

さっそくいますぐ、この「FAST」を試して、脳卒中診断をしてみてください。

まとめ

新型コロナウィルスは年配の方のほうが重症化しやすいとか、心臓や糖尿の疾患がる方は重症化しやすいなどという話を聞きます。

なので、高齢者や持病を抱えている方は、人一倍コロナに感染しないよう気を付けていらっしゃると思います。

引き続きコロナ対策には気を配りながらも、脳卒中の症状が現れた際だけは、躊躇せずに病院へ連絡、もしくは救急車を呼ぶようにしてください。

命あってのコロナ感染対策ですからね。




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