コロナウイルスと脳梗塞の関係は長期療養による血栓から
2020/06/27
コロナウイルスと脳梗塞の関係について、意外な関連性があるという話をバンキシャのニュースで見たので、書いておきたいと思います。
足にしもやけのような症状が出る患者さんが多いというコロナウイルスの症状は、
足先の血管の中に血栓が溜まり、それが足先から脳や心臓に移動しておきる脳梗塞や心筋梗塞につながるというものです。
肺が不全になるので呼吸が浅くなったり、自力での十分な呼吸が難しい患者さんもいます。
そしてそういう方は一時的にベッドから動けなくなるほどのようですので、ベッドで療養中に足に血栓ができて、回復後に自宅療養になり
自宅で亡くなった方は、血栓からの脳梗塞で亡くなった可能性もあるというお話でした。
コロナでの自宅での療養についての注意事項
現在東京では100人以上の感染者から、60人になったりまた100人以上になったりという状況が続いています。
この人数はPCR検査をしたくてもできていないという実態から見れば、実際にはもっと多い数字だとみなさんが感じられているのではないかと思います。
5月31日までの緊急事態宣言の延長が決まり、自粛生活は続きます。
我々がどのように対応していくのがよろしいのかは、個人個人でルールみたいなものを決めて行ったほうが良いと判断します。
個人でできる注意というものは、回復期全後に全身を見回して、足の小指まわりに赤くしもやけのようなものができていないかどうか、手の指はどうかなど観察することです。
もし出来ていたら、回復した後の自宅療養にも相当な気を使う必要がありますし、退院前にお医者さまに相談してください。
もともと脳血栓になりやすい方、持病をお持ちの方は飲んでいる方も多いと思いますが、血液をサラサラにする薬を使うということです。
自宅療養になる前に自分で出来る事は、体に見えるポイントを見逃さないことです。
医師も本当に忙しい時期ですので気づかないこともあるかもしれませんので、できることは自分でチェックして、気づいたら聞いてみることは大切だと思います。
退院後の自宅療養について
自宅療養では、一人になってしまう方も多いのだなと、今回の状況を報道で見て痛感しています。
こういう場合は一人暮らしの方は遠慮がちなこともあるので気を付けなければいけません。
家族がいなくても、友人などにたとえ遠くに住んでいている人でも、毎日何時と何時に電話かラインをもらうようにお願いして置くとか、友人がいなければ病院で誰か民生委員さんなどを紹介してもらうとかでもいいと思います。
なぜかコロナは特に、他人にうつしてはいけないという強迫観念もあるので、自宅周りの方には話したくないという場合もあるかもしれません。
コロナそのもので亡くなる方もいらっしゃいますが、病後の脳血栓などでなくなることもある、ということから、脳や心臓の持病がある方へ読んでいただきたい記事です。
医療が不足している今、予防ができることは進んで自分で予防していくべきだと思います。
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