しゃっくりは病気のサイン|実は脳梗塞の前兆かも?
しゃっくりのほとんどは一過性で数分から数時間で治まりますが、数日や数週間続くこともあります。
長引く場合は命に関わる脳梗塞や脳腫瘍など、重大な病気が隠れていることもあります。
たかがしゃっくりと侮らず、原因を突き止めて原因疾患を治療しましょう。
長引くしゃっくりは病気のサイン
しゃっくりは医学的には「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれ、以下の3つに分類されます。
① 2日以内で消失する「急性吃逆」
② 2日以上続く「慢性吃逆」
③ 1か月以上続く「難治性吃逆」
しゃっくりには個人差があり、1日中続いたり数時間置きに出たりして、呼吸や食事、睡眠などが妨げられたりします。
また、かなり苦痛を伴うので長期にわたって続くと、全身が衰弱し病気になってしまうこともあるので侮ることはできません。
しゃっくりがでる仕組み
しゃっくりは、咳やくしゃみなどと同じ呼吸器系の反射運動の一つで、舌の付け根や鼻の奥にある舌咽神経を介して延髄にあるしゃっくりの中枢に伝達され、中枢から横隔膜と声帯に同時に収縮する司令が出されます。
そのため横隔膜が痙攣を起こし、空気を吸うのと同時に声帯が閉鎖して吸気が妨げられることによって、ヒックという独特の音が出ます。
ちゃっくりの中枢は、GABA(γ-アミノ酪酸)という神経伝達物質によってコントロールされていて、GABAの産生や伝達に何らかの問題が起きるとしゃっくりが出やすくなると考えられています。
しゃっくりは重大疾患が原因かも
しゃっくりは気づいていない脳梗塞や脳腫瘍、消化器系疾患などが原因で引き起こされている場合があります。
「しゃっくり外来」では、病歴の聴取や画像診断などいろいろな検査を行い、基礎疾患の有無を調べます。
しゃっくりの原因となる病気には以下のものがあります。
◆中枢神経系疾患
脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳動脈瘤、てんかんなど
◆消化器系疾患
逆流性食道炎、消化性潰瘍など
◆呼吸器系疾患
副鼻腔炎、睡眠時無呼吸症候群
◆その他
ストレス、多量飲酒、薬剤の服用による誘発
1週間以上しゃっくりが続く場合は、病院の総合診療科や脳神経内科などを受診して相談しましょう。
この記事が良かったら、ポチッと応援クリックを!

